2013-09-02

▲山▲


小さな頃から山が近くにある環境で、山は生活の一部でした。
夏の空を見上げると水色と緑。
360度山に囲まれている。どこを見ても山があってなんだか守られているような、そんな環境で育ってきました。
お山さんのおかげで大きな台風もきたことがありません。
小さな頃、台風が直撃するという夜はどきどきして、叱られると分かっていても外に出てみたり、窓から外を眺めたり。
だけどいつも大きな台風はやってきませんでした。ちょっとがっかりしていると、おじいちゃんが長野の山は強いから台風もよけちゃうんだよ。と教えてくれました。
長野の山は大きくて強い、お父さんみたいだなと思っていました。
学校の教室からも山が見えて、あの山の中には鹿や熊や狸やきつね。たくさんの動物がいて、大きな山に包み込まれて守られて生きているんだなと妄想していました。
秋になると葉っぱが色とりどりに色付き、冬になるとまるで粉砂糖をふりかけたように白くなります。冬の山がお菓子みたいで一番おいしくみえるんです。春になると、緑が増えてきて活気が出てきます。夏になると、緑がもりもりしてきて一回り山は大きくなります。そんな山がわたしは大好きです。
都会に数年間暮らして、実家のある長野に越して来た時、最初は都会の生活が楽しくて戻りたいと思っていたけれど、もうきっとだめなのかな。。
山がないと方向が分からなくなるような、道に迷ってしまうようなそんな感覚、迷子になりそう。
山を大切に思うと、水や緑や虫や鳥や動物もみんな愛おしくなる。感じるものも大きくなる。

長野に遊びに、山に会いにきてね。


このステキな絵は尾柳佳枝さんの作品です。大好きです。

Kae Oyanagi

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